X Window Systemの設定

X Window System(以下X)は,UNIX環境で用いるウィンドウシステムである. Windowsなどと異なり,さまざまな設定が可能である.Xでは,見え方やウィンド ウの操作はウィンドウマネージャと呼ばれるプログラムが処理を行う. どのウィンドウマネージャを使用するか,などの設定は".xinitrc"というファイ ルで行う.
".xinitrc"とは,Xの初期化時(initialize)時に実行されるコマンド(run command)という意味である.この"rc"というのは他のものにも出てくるので覚え ておくこと.
初期状態(屋代が設定したもの)では,"fvwm2"というウィンドウマネージャを利 用している.
[abiko]/home/yashiro 15 > cat ~/.xinitrc
fvwm2 &
kterm -g 100x51+7+7 -n Main_Window -fn r14 -fr rk14 -fk k14 &
kterm -g 39x42+730+138 -C -n console -fn r14 -fr rk14 -fk k14
exit
[abiko]/home/yashiro 16 > 
このように".xinitrc"ファイルの一行目で"fvwm2 &"という行があるが,これが fvwm2を起動している行である.
続いての2行は"kterm"(ケーターム)というターミナルを起動している.いろいろ なオプションが指定されているが,これが起動時にどのように表示するか,とい う設定である.詳しくは man kterm してもらうとして,簡単に説明する. 最後の一行が"exit"となっているが,これは特に使用する必要はない.
注意して欲しいのは,最初の2行が最後が"&"がついている点である. 演習でもやったように&がついているコマンドは,実行されるとそのまま次 の処理が可能になる.(バックグラウンドで実行される)
このファイルは一行目から順番に処理されるので,最初にfvwm2を起動して,起 動したままktermを起動,さらに次のktermを起動する.
二つ目のktermは最後に&がついていないので,ここでこのktermが終了する まで,.xinitrcファイルの実行は止るわけである.
逆にいえば,このktermを終了すると次の行へと進む.exitがあるなしにかかわ らず,この.xinitrcファイルはこの時点で実行が終了する.終了すると,Xも終 了する.すなわち,X起動前の画面(白い画面に大きな文字で表示される状態:コ ンソール表示)に戻る.
すなわち,この二番目のktermを終了するとXが終了するような設定になっている わけである.これは屋代の好みの設定であって,一般にはfvwm2を終了するとXが 終了するような設定が多いようである.その場合には,.xinitrcファイルを
kterm -g 100x51+7+7 -n Main_Window -fn r14 -fr rk14 -fk k14 &
kterm -g 39x42+730+138 -C -n console -fn r14 -fr rk14 -fk k14 &
fvwm2
exit
と書いておけばよい.
fvwm2を終了するには,画面の背景部分で左ボタンをクリックし,Exit fvwm2を 選択して,右側に出てくるウィンドウで"Yes, Really quit."を選択する.
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