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アドレッシング

IPでは,すべての端末を識別するために,IPアドレスというものを用いる.これ は現在のところ,4 octetであらわされる.IPアドレスは割当方法が管理されて おり,原則として一つのIPアドレスは全世界で一つのマシンしか使用できない. IPアドレスの割当は日本ではJPNIC(Japan Network Information Center)が管理 している. (現在のIPはVersion 4と言われるものが主として使用されている.このため, IPv4と表記することもある.これに対して,さまざまな問題から次世代IPとして, IPng(next generation)もしくはIPv6(IP Version 6)と呼ばれるものがすでに提 案されている)

IPアドレスを表記するために,4 octetをoctet単位で,それぞれ10進数で表 し,``.''で区切る方法が一般的である.
ex. 131.113.51.21 (これは,16進数だと83713315となる)

IPアドレスは,ネットワークを構成するためのネットワークアドレス(ネットワー ク部)と,そのネットワーク内で端末を表すアドレス(ホスト部)を併せたもので ある.それらの合計が4 octetとなる.例えば,松下研では,
131.113.51.21
などといったアドレスを用いているが,このうち,131.113.51はすべてのマシン で共通である.この部分をネットワークアドレス(ネットワーク部)という.ネッ トワークアドレスはこの例では,3 octetであるが,この長さはネットワークの 規模によって異なる.(NICはこのネットワークアドレスの割り当てを管理する.)

割り当てを効率的に行なうために,ネットワークアドレスの付け方に以下の方法 が用いられている.(ここでは,便宜上2進数で表記する).それぞれは, 先頭の数bitで区別を行なう.(xxxがネットワーク部,yyyがホスト部)

CLASS A 0xxxxxxx.yyyyyyyy.yyyyyyyy.yyyyyyyy
CLASS B 10xxxxxx.xxxxxxxx.yyyyyyyy.yyyyyyyy
CLASS C 110xxxxx.xxxxxxxx.xxxxxxxx.yyyyyyyy
CLASS D 1110xxxx.zzzzzzzz.zzzzzzzz.zzzzzzzz
CLASS E 11110xxx.zzzzzzzz.zzzzzzzz.zzzzzzzz

CLASS Dはマルチキャストという特殊な用途に用いられ,CLASS Eは実験用に用い られる.

当然,ホスト部が多いほど,大きなネットワークを構築することが可能である. 松下研の場合は,131.113.51.yyなので,二進数表記では,
000011.01110001.00110011.yyyyyyyy
となる.すなわち,クラスBのアドレスを使用している.クラスBなのにホスト部 が8bitしかないが,これは,慶應として,クラスBのアドレス(131.113.yy.yy)を 割り当てられているうちの一部分を松下研として使用しているためである.この ように割り当てられたクラスのアドレスをさらに分割して使用することをサブネッ トワーキングという.

IPアドレスは上記のように割り当てられるが,一部,特別な意味を持つアドレス が存在する。例えば、ホスト部がすべて1であるアドレスは、そのネットワーク 上のすべてのホストが共通に受信することをあらわす。これをブロードキャスト アドレス(Broadcast Address:同報アドレス)という。同様にホスト部がすべて0 であるアドレスは、ネットワーク自体を指す。これ以外については、今回は省略.




2000年03月31日 (金) 16時11分38秒 JST