カーソルの動かし方2

ここで、カーソルの動かし方をもう一度考える。いままでのカーソルの動かす のは、文字単位が基本であった。Emacsでは、これ以外に、語単位のカーソル 移動が用意されている。これらは日本語を使用する限りではあまり便利である とはいえないが、英語を書く際や、プログラミングでは便利な時もあるので、 ここで簡単に説明しておく。

キー動作
M-f1単語右へ(先へ)カーソルを移動する
M-b1単語左へ(前へ)カーソルを移動する
M-a文章の先頭へカーソルを移動する
M-e文章の最後へカーソルを移動する
M-[節の先頭へカーソルを移動する
M-]節の最後へカーソルを移動する
M-dカーソルの位置の単語の削除
M-kその文章の後方をすべて削除


このように、基本的にC-M-に変更すると単語単位などになる。 ただし、日本語では単語の区切りなどが英語と比べてはっきりしないので、 Emacsで適当に考えて処理している。若干思い通りに動かないこともあると思 うが、とりあえず使ってみて欲しい。

つぎに、縦方向に表などを編集したい時に使うコマンドを説明する。例えば、 一覧表などを書いていて、縦に一列分、空白などを入れたい場合がある。この ような場合には、最初の行で空白を入れて、次の行に移るが、その際に場所が ずれていくことがある。そこで、最初の行の空白を入れる前に
    C-x C-n
を打って欲しい。すると、画面最下行に
    Goal culumn 25 (use C-x C-n with an arg to unset it)
と出る。これを実行すると、カーソルを上下に動かすたびに、自動的に25カラ ム目の文字にカーソルが行くようになる。引き数を指定してC-x C-nを 実行すると、その文字位置にカーソルが行くようになる。例えば、
    ESC 0 C-x C-n
を実行すると、行頭でC-x C-nを実行した場合と同じとなる。

これを解除するには、
    C-u C-x C-n
と打てばよい。画面最下行に
    No goal culumn
と出て、解除される。

引き数をとると面白い動作をするのが、M-<(バッファの先頭にカーソ ルを移動)である。これは、引き数nとして1から9までを指定すると、 全体のn/10のところまでカーソルを移動する。

C言語のプログラムなどで、エラーがあった時、ある行に行きたい場合がある。 例えば、429行目にエラーがあるという場合などが考えられる。このような場 合、いままでの知識であると、
    M-< ESC 4 2 9 C-n
という方法で、429(正確には、これでは430行に行ってしまう。)行 に行くことができる。最初のM-<(バッファの先頭にカーソルを移動)で、 1行目に行き、引き数指定で429を指定して、C-nで、429回次の行への 移動を繰り返している。これでもよいのであるが、もっと簡単な方法が用意さ れている。
    M-x goto-line
である。打つ際には、補完されるので、M-xに続いて、 go l [RET]と打てばよい。すると、
    Goto line:
と聞いてくるので、ここで行きたい行の行番号を入力し、リターンキーを打つ。 すると、その行へとカーソルが移動する。同様に、
    M-x goto-char
と打つと、
    Goto char:
と出る。ここで、例えば、10[RET]と入れると、バッファの10文字目にカーソ ルが移動する。ある行の10文字目にカーソルが移動するわけではないので、注 意が必要である。なお、この場合、日本語コードは2文字と数えられる。

Emacsでは、行番号を表示しながら編集するという環境は用意されていない。 しかし、編集中にいま何行目にいるのか知りたいことはあるであろう。このよ うな時には、
    M-x what-line
と打つ。すると、
    Line 257
のように、行番号を知ることが可能である。


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