Emacsの起動方法および起動オプション

Emacsの起動は、コマンドライン上で
    emacs[RET]
もしくは
    emacs -nw[RET]
とする。(※環境によっては,emacsの部分をmuleとする) すると、Fig-1のような起動画面となる。
GNU Emacs 19.28.2 (sparc-sun-solaris2.6) of Thu Jan 14 1999 on ysr2
Copyright (C) 1994 Free Software Foundation, Inc.

Type M-x help-command for help; C-x u to undo changes. (`C-' means use CTRL ke\
y.)
To kill the Emacs job, type C-x C-c.
Type M-x help-with-tutorial for a tutorial on using Emacs.
Type M-x info to enter Info, which you can use to read GNU documentation.

GNU Emacs comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY; type M-x describe-no-warranty for \
full details.
You may give out copies of Emacs; type M-x describe-copying to see the conditio\
ns.
Type M-x describe-distribution for information on getting the latest version.

Mule Version 2.3 (SUETSUMUHANA) of 1995.7.24
Type M-x help-with-tutorial-for-mule for a Japanese/Korean/Thai tutorial on usi\
ng Mule.
For any other Mule specific information, Type M-x info and select menu `mule'.



[--]E_:-----Mule: *scratch*     4:44pm  (Lisp Interaction)--All------------
Loading keyboard...done
Figure 1: 起動画面

画面上で、一番多くの領域(1行目から23行目まで)を占めている部分をウィンド ウという。X window systemなどのウィンドウとは若干意味が異なるので、注意 して欲しい。この状態では、ウィンドウは1つであるが、分割することも出来る (今回の講義ではこれについては説明しない)。立ち上げ状態ではFig-1のような ものが表示されているが、実はこれは編集できない。何かキーを押すと、このウィ ンドウは真っ白になってしまう。

24行目の、いろいろなメッセージが出ている部分をモードラインという。これは、 ウィンドウ1つにつき、必ず1つあるもので、[--]は、日本語入力 の状態、次のJ_はファイルとして保存するとき等の漢字コードの 種類をあらわす.Muleはエディタの名前、 *scratch*は、現在編集しているものの名前を表す(バッファ名と いう)。このバッファ(一般にバッファ名に*がつくものはファイル ではない)は消すことはできない。何かを書き込んで、保存しようとしても、そ のままの名前では保存できない(保存する時に名前を聞いてくるので、別の名前 で保存することは可能である)。このバッファはEmacsで、メモや試し書きをする 時などに使用する。一般のエディターと異なり、Emacsは編集するファイルがな くなっても*scratch*が残るため、終了することがない。その次の 4:44pmというのは、設定によって表示されているもので、普通の 人は表示されないかも知れない。.emacsに、
    (display-time)
と書いておくと時刻が表示される(詳しくは後述)。また,メールが来ると、ここ に、Mailと表示される。また、その次のLisp Interaction)は、現在、EmacsがLisp用のモードで動作していることを表 す。このように、Emacsにはいろいろなモードが存在し、それぞれによって若干 キー操作が異なる。モードはたいてい自動的に設定されるので、ユーザーがそれ を設定する必要はあまりない。

--All----------の中の Allは現在の画面が,バッファ中の全ての領域を表示していること を示す.一部しか表示できない状態になると,全体のどのあたりを表示している かを45%のようにおおざっぱに表示する.

その下に、一行空いている行があるが、この行はエコーエリアとか、ミニバッ ファなどといわれ、Emacsからのメッセージや、Emacsへのコマンド入力などが 表示されるウィンドウである。

Emacsの起動の際に、ファイル名を指定することも可能である。この場合は、 以下のようになる。
    emacs filenames [RET]
    emacs -nw filenames [RET]
ここで、filenamesが編集したいファイルの名前である。複数指定する こともワイルドカードを指定することも可能である。ワイルドカードというの は、例えば、
    emacs *.c[RET]
とした場合に、.cが最後につくファイルを全て読み込むということで ある。詳しい説明は割愛する。

なお、ファイルを読み込むのはEmacsを立ちあげた後でも可能である(後述)。

-nwをつけた場合とつけなかった場合の違いは、X window systemなどで 使用するとわかるが、-nwをつけないと、新しくEmacs用の ウィンドウを開くのに対して、-nwをつけると、今作業をしている ウィンドウ上でEmacsが開くことにある。 この話がよくわからない人は、まあ、-nwはつけるものだと思って使っ て欲しい。



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